皆さんこんにちは  はやしクリニックの林です。

今回はレーザーのお話、特に色素レーザーの治療について

現在、赤に代表される血管病変に対応する治療のゴールドスタンダードは色素レーザー
(ダイレーザー)です。
波長595ナノメートルのレーザー光には血液中のヘモグロビンに吸収されやすいという大きな特徴があります。これにより病変部分のヘモグロビンが熱吸収をおこし間接的に血管に熱が発生します。その結果血管の細胞が変性をおこし線維化して細くなります。

具体的には血管腫、毛細血管拡張、赤ら顔、ニキビあとの赤み、酒さなどに効果があります。また照射部分を圧迫してヘモグロビンを追い出して照射すると褐色のしみにも効果が期待できます。

当院で採用しているキャンデラ社のVビームは最新の色素レーザーで皮膚表面の冷却装置(DCD)を内蔵し照射時の皮膚の負担を軽減しています。
また照射時間を変更することでいろいろな太さの血管に効果的に治療が可能になっています。もちろん皮膚の活性化を促して小じわを改善しきめを細かくするといったアンチエイジングの効果も期待できます。

お問い合わせは院長まで。

Lカルニチンとαリポ酸

美容
更新日:2013/11/18
皆さんお元気ですか?
三鷹の皮膚科、はやしクリニックのはやしクリニックです。
本日はL-カルニチンとアルファリポ酸についてお話します。

L-カルチニンは、もともと体内で作られていて、脂質代謝を行う成分とされています。年をとったり、生活環境によって不足しがちになるといわれているアミノ酸の一種です。
おもにダイエットへの効果を求めて摂取しています。
しかし、L-カルチニンを摂取するだけではダイエット効果は望めません。
また、運動能力の向上を期待して摂取する方もいますが、これに関しては意見が分かれています。

αリポ酸は、クエン酸サイクルという代謝にとって最も重要な生化学回路で、効率の良いエネルギー生産を行い、アミノ酸を生成します。
おもにブドウ糖の消費率がアップされるので、ダイエットカロリーコントロールが期待されるここと、活性酸素が抑制されることによる老化防止が期待されます。

結果としてですが、筋肉増強による基礎代謝のアップと、活性酸素抑制によって、若々しい肉体をより長く保つ効果があるといえます。

当院では以上の効果を期待してカクテル注射をしております。
詳しくは院長まで。

シミに効くレーザー

美容
更新日:2013/11/15
こんにちは
三鷹の皮膚科はやしクリニック院長のブログです。

今回はシミに効くレーザー治療についてお話します。

いわゆるシミと言われているものには老人性色素班、脂漏性角化症、雀卵斑(ソバカス)肝斑、扁平母斑、太田母斑、遅発性太田母斑様色素班などがあります。

このうち肝斑、扁平母斑についてはレーザーが効きにくい、または再発が多いといわれその適応については十分な注意が必要です。
それ以外はQスイッチレーザーが有効です。このレーザーにはルビー、アレキサンドライト、ヤグの3種類がありますがいずれも有効です。
一般に数回の照射が必要になることが多いです。

肝斑については一般にレーザーは無効か再発が多いといわれてきましたがQスイッチヤグレーザーを低いパワーで多くの回数照射することで肝斑に有効との報告が多く上がっています。当院でもこの方法でレーザートーニングと称して患者の皆様に提供しております。
また肝斑は紫外線の影響を多く受けるので日焼け止めは欠かせません。

そのほかよく質問を受けるのが下眼瞼のくまです。これは真皮メラノサイトーシスという太田母斑の特殊型のことがありこの場合はQスイッチレーザーが有効です。

そのほかにも酒さ、血管腫に有効な色素レーザーも当院にはございますのでお悩みの方は院長までご質問ください。